こんな芸能事務所は気をつけて!やばい事務所を見つけるこつとトラブルにあったときの対処法を紹介

2021年05月18日

大手の芸能事務所から小規模の事務所まで数多くの芸能事務所がありますが、事務所選びはあなたの芸能人としての今後を大きく左右するため、慎重に選ばなくてはなりません。

事務所の中には高額費用を要求されたり、望んでいない仕事を強要されるなど、いわゆる「やばい事務所」は数多く存在します。

ここでは、やばい事務所を見つけるコツと万が一ヤバい事務所に入りトラブルになったときの対処法を紹介します。

■やばい事務所を見つけるこつ

「やばい事務所」と聞くと、暴力団が経営している事務所などを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

芸能事務所には、このような分かりやすい「やばい事務所」以外にも関わらない方がいい事務所は多く存在します。

まずは、やばい事務所を見つけるこつを紹介していきます。

①高額なお金を請求してくる事務所

オーディションに合格した後、「事務所へ所属するためには芸能スクールへ行ってもらう必要があります。費用は60万円かかりますが売れればすぐに元は取れますよ!」などと言って高額なレッスン費用や月謝を請求されたら注意しましょう。

ただ、レッスン費用などは大手事務所でも必要なところはあるので「費用を請求された」=「やばい事務所」というわけではありません。

例えば、 「プロモーション代で100万円請求された」など明らかに異常な金額を請求する レッスン代を払ったのにレッスンがない、または専属講師すらおらずレッスン内容が薄い などの場合は、やばい事務所です。

②仕事内容が途中から変わる・望んでいない仕事を勧めてくる事務所

契約する前はファッション誌のモデルの仕事をする契約だと言っていたにも関わらず、契約後は全く違う仕事ばかり強要するなど、初めに説明された仕事内容と違うことを強要する事務所があります。

最悪の場合、女性はアダルト関係の仕事を依頼されるケースもあり「話しの内容が違うな」と感じたら要注意です。

③契約書がない・早く契約書にサインを書くよう迫る事務所

「契約書を見せてくれない」「今すぐサインをするよう迫られた」「契約書すらなかったのに契約したことになっていた」というケースや、スカウトで多いのが「もう定員オーバーになるから今返事(契約)しないと所属できなくなる」などと言われることがあります。

まともな事務所では契約書を見せないなんてことはあり得ないので、こういったワードの出る事務所は避けましょう。

④事務所側がタレントへ暴言などのパワハラをしている

事務所側の人(権力者やマネージャー、先輩タレントなど)による暴言、望んでいない仕事の強要などパワハラが酷い事務所も存在します。

特に売れていないタレントがターゲットになりやすく、酷いところでは暴言、暴力、セクハラ、飲酒の強要などもあるようです。

このようなパワハラは、小規模な事務所が多く「街頭でスカウトされ、事務所のことをよく調べず、勢いで契約をしたら事務所側からのパワハラが酷く、精神を病み最終的に事務所を変えた。」なんて経験をしたことのある人も少なくありません。

聞いたことのない事務所など、

⑤名前の分かる芸能人が一人も所属していない事務所

知名度のある芸能人が所属していない=売れている芸能人がいないということです。

売れている芸能人がいないということは、事務所に仕事が入ってこないということなので、そういった事務所へずっと所属していても今後売れる可能性は低いです。

また、さらにやばい事務所になると女優の仕事をしたい人に「女優の仕事はないけれど、ヌードの仕事ならあるよ!」としつこく誘ってくる事務所もあります。

⑥ギャラが異常に少ない

芸能人のギャラの配分率は事務所によって異なります。

  • 研音...事務所6:タレント4

  • アミューズ...事務所6:タレント4

  • ライジングプロダクション...事務所にどれだけ貢献したかで決める

  • ジャニーズ事務所...デビュー前は月給制・デビュー後は月給+歩合

吉本興業なんかは事務所9:タレント1という、とんでもない分配率で有名ですが、明らかに仕事内容や仕事量に対してギャラが少ない場合は事務所にガッツリとピンハネされている可能性が高いです。

例えば、露出の多いグラビアの仕事を1ヶ月でかなりこなしてきたのに、給料が数万円だった…など。

ギャラの配分はどうなっているのか、しっかり確認できる事務所を選びましょう。

⑦事務所へ所属後、連絡がない

通常、事務所へ入った後は事務所側から今後の方向性やレッスンについてなどの話し合いがされます。

しかし、事務所所属後に数ヶ月に1回程度など極端に少ない場合、事務所側は所属タレントを育成する気がないということです。 そんなところにいても恐らく大した仕事は入ってこないでしょう。

■基本的に大手なら安心なところが多い

100%とは言い切れませんが、基本的に大手の事務所であれば安全と考えて大丈夫です。

例えば、所属タレントにパワハラやセクハラを大手事務所の人間が行なえば今の時代ならすぐに証拠を押さえられ訴えられます。

そのような問題が表に出れば、事務所のイメージや所属している他のタレントのイメージも悪化させ、大ダメージを受ける可能性が高いですよね。

そのため、大手こそそういった問題には敏感ですし、しっかりした契約を交わすなど安心できる要素も多いです。

また、知名度の高い看板タレントが多く所属している事務所であれば大きな仕事が回ってくる可能性もあるので、「高いレッスン代を払ったのに、ちょい役すら回ってこない...」という心配はあまり無いでしょう。

■トラブルに合った際の対処法

万が一、上記で紹介したようなトラブルに巻き込まれた場合は以下のように対処してください。

高額費用を請求されてもお金をすぐに払わない

事務所から何かしらの費用を要求されたら、まずは内訳を聞きましょう。 そして、お金はすぐに支払わないようにしてください。

まずは詳しい人や親、友達でもいいので第三者に相談します。

すでにお金を払ってしまった場合はクーリングオフという、契約を解除できる法律が適用される可能性があります。
ただし、契約解除できる条件が決まっているので消費者センターや弁護士に確認しましょう。

契約書にサインをするよう迫られた

契約書を交わす前なら、契約書にサインするのは一旦保留にし、誰かに契約書の内容を一緒に確認してもらいましょう。

契約書には、自分が不利になるような内容が小さく書かれていることもあるので隅までしっかり読んでください。

書いてある内容が分からない、怪しいと感じたら弁護士に相談するのがいいでしょう。

■芸能事務所トラブルに強い弁護士事務所も多い

芸能事務所に関するトラブルは実際かなり多いのですが、そのため事務所トラブルを専門とした弁護士も多いです。

自分の力で解決が難しい場合は、できるだけ早く相談しましょう。

■まとめ

やばい事務所を見つけるこつを紹介しました。

この記事の内容をまとめると

  • 高額な費用を請求される・仕事内容が違う・所属後に放置される事務所は要注意

  • 有名タレントのいない小さな事務所は仕事がなくパワハラにあう可能性もある

  • 契約内容、契約後に必要な費用などは事前に確認する

  • トラブルにあったら消費者センターや弁護士に相談する

でした。

事務所へ所属し「こんなハズじゃなかった!」「騙された!」という経験をした人は多いです。

後悔しないためにも、事務所選びは慎重に行いましょう。

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