CanCamモデルとは？

まず、CanCamモデルとは何なのか？
『CanCam』は、小学館が発行しており、『JJ』や『ViVi』と並んでいる“赤文字系”の代表的な雑誌としているファッション誌です。特に20代前半の女性を中心に人気の雑誌になっています。
また、1982年の創刊以来、米倉涼子さん、伊東美咲さん、長谷川京子さんなど後に大人気女優になっている方々を多数輩出してきたことでも知られています。更には「誌面で着た服が飛ぶように売れて完売してしまう」ことから“エビ売れ”という言葉が作られるまでの人気を誇った蛯原友里さんもCanCam専属モデルで大ブレイクとなっています。

そんなCanCamモデルは、芸能界への登竜門とも言われているので、ここに憧れを抱いている女性は多く、専属モデルへのオーディション応募者は2万人を超えるほど常に注目され、人気なのも良くわかります。

CanCamモデルになる3つの方法
CanCam専属モデルになる方法には3つの方法があります。

①オーディション
②顔見せ
③スカウト

①オーディション
1つ目は、オーディションを受けることです。
CanCam専属モデルオーディションは不定期で開催されています。過去には2013年にGoogleとタッグを組んで次世代スター発掘プロジェクトを敢行したことも話題となりました。
また「ミス・ティーン・ジャパン」など、年に1回開催されるような大型モデルオーディションに応募する事も、関係ないように思うかもしれませんがCanCam専属モデルになるためのビッグチャンスです。
他にも「東京スーパーモデルコンテスト」でグランプリを獲得した山本美月さん、「第12回国民的美少女コンテスト」が芸能界入りのきっかけになっている堀田茜さんなどの事から、大型のモデルオーディションやコンテストで活躍する事でCanCamモデルへと繋がるケースは多くあるようです。

②顔見せ
次に2つ目、「顔見せ」とは、既に事務所に所属しているモデルがCanCam編集部に直接出向き、気に入られればCanCamモデルになる、という方法です。
これらの方法でモデルになっている人と言えば、蛯原友里さんや押切もえさんです。この2人は顔見せがきっかけでCanCamモデルの座をつかんだとされています。
しかし、顔見せによってCanCamに登場することができても、初めはカット数も少ない上にそのまま専属モデルの座を掴むことができるのはほんの一握りの世界になります。つまり専属モデルになれるかどうかはその人の人気の高さと運の強さでも左右されると言えます。
さらに、この方法で目指すという事は、顔見せをするためにまずはモデル事務所に所属していなければならないので、事務所に所属することが最初のステップとなります。

③スカウト
最後に3つ目、スカウトされることです。
しかし、スカウトされて専属モデルになるというのはかなり稀なケースであり、一般向けというよりは既に大きく活躍されているモデルに対して、CanCam編集部から声をかけるスカウト方法になります。過去に大桑マイミさんや平山美春さんらがこのスカウトを受けCanCamモデルになっているそうです。
他にスカウトを受ける可能性がある方法となると、まず専属読者モデルになる、という方法があります。普通の読者モデルよりもハードルが高くなりますが、CanCamの専属読者モデルであるため、そこから専属モデルへステップアップするチャンスはあると言えます。

CanCam専属読者モデルのオーディションは公式ホームページから応募することができるので、そちらをチェックしてみてください。

◆POINT◆
・CanCamモデルになる方法はいくつかあります。しかし基本的にはモデル経験者、もしくは大型のオーディションに出てそこで本戦まで上り詰める必要があります。

CanCamの専属モデルの座を手に入れられるのはほんの一握りで、とても狭き門であると言えますが、まずはモデルオーディションからチャレンジしていくことが専属モデルに近付くために重要かもしれません。

トップCanCamモデル

では、CanCamの大人気モデルをご紹介していきます。綺麗でいられる秘訣などを探っていきましょう。

堀田茜さん

オスカープロモーション所属
生年月日：1992年10月26日
出身：東京都
血液型：B型
身長：160 cm
スリーサイズ：B78 W57 H81

・CanCamモデルになったきっかけ
2013年の1月号で初登場。誌面デビュー３カ月でテレビＣＭに起用という異例の大出世を果たすと、「第二のエビちゃん」と言われるほど人気が上昇し2014年4月号にて専属モデルに加入する事に。

・綺麗を保つために気をつけていること
どんなに疲れているときも、丁寧にメイクを落としてから保湿をする。好奇心旺盛にワクワクすることをして、毎日を楽しんで、よく笑うこと！

中条あやみさん

TENCARAT所属
生年月日：1997年2月4日
出身：大阪府
血液型：O型
身長：169cm

・CanCamモデルになったきっかけ
20歳を迎え、それまで専属モデルを務めていたSeventeenを卒業、ハタチになった事をきっかけにCanCamデビューし、専属モデルになっています。

・綺麗を保つために気をつけていること
体を動かすことが好きなので、ジムに行ったり。マッサージに行ったり。それから乾燥は絶対しないように、お風呂上がりにすぐパックをして、加湿器をつけること。

山下美月さん

乃木坂46合同会社所属
生年月日：1999年7月26日
出身：東京
血液型：O型
身長：159cm

・CanCamモデルになったきっかけ
2018年から専属モデルに！山下美月さんは1期生の松村沙友理さん、橋本奈々未さんに続いて乃木坂で3人目となるCanCamモデルです。現在女優としても活躍されています。

・綺麗を保つために気をつけていること
長い食事制限はできないけれど、撮影1週間前からはゆで卵やチーズなどタンパク質中心の食事に。あとは野菜のスープやお鍋にして、温野菜をとるようにしている。

覚えておきたい！CanCam用語

その年の流行を象徴するものの一つに、”言葉”があります。
CanCamから発信される言葉には、流行やおしゃれに敏感な女の子にとっては欠かせないものです。そんな、CanCamから世の中に広まっていったCanCam用語を紹介していきます。

・とろみ
『キュプラ、スパンビエラ、ポリエステル、レーヨンなどの、肉厚で落ち感や透け感のある素材を使用した商品。流れるような服のニュアンスを表現するときに使われることが多い言葉』

・抜け感
『きちんとしていながらリラックス感があったり、ナチュラルな雰囲気がある着こなしを表現するときに使われる言葉。カッチリし過ぎてもいず、力が抜けすぎてだらしなく見えたりもしない、適度に力が抜けたいい状態のこと。また、適度に肌が見える着こなしに使われることも。』

・キタコレ
『”新しいモノ・コト・流行がやってきた喜びや驚きを指す言葉”。「来たこれ」ともいう。インターネット用語「キター！」の派生形』

・キャンパス地
『太番手の綿、または亜麻糸を使って織られた丈夫な厚手の平織物。帆、テント、スニーカー、バッグなどに用いられる。日本語では帆布(はんぷ)。』

・キャミソール
『正確には「キャミソール・トップ(camisole top)」。肩ひものついた胸と胴を覆う衣服。肩を出す改まった装いや、リゾートウエアにも多い。』

他には「ツインニット」「1か月コーディネート」「カリスマ美容師ブーム」「バカ売れ」など、これまでにCanCamから生まれて広まっていったワードは数え切れないほどです。常に流行の最前線で流行を牽引しているCanCam用語は、今後どんな言葉が流行っていくのかに注目です。

まとめ

モデルを目指している人、モデルに憧れている人の誰もが憧れるCanCamモデルというものは、芸能界の登竜門でもあり、その専属モデルに選ばれることは、その人気を確固たるものにすることでもあるといえます。
ほんの一握りしか選ばれることのない狭き門のCanCam専属モデルですが、なりたい！という気持ちがあるならまずは挑戦してみなければどうなるかはわかりません。まずは専属モデルになる夢に近付けるよう、一歩前進することから始めていきましょう。